オンドル

こうも寒いと日本のタツがとても懐かしい。韓国にはオンドルと言う暖房設備があるが、我が善正寄宿舎では学生が冬休みに入って日本に帰国した為、オンドルがストップされている。オンドルがない今、ガスストーブを使っているが、サムシル(事務室)で白い息が出るほど寒い。

従来オンドルは、台所で煮炊きしたときに発生する蒸気や煙を居住空間の床下に通し暖房として使用する設備だが、現在は構造的に不可能になったため、温水床暖房が一般的。寄宿舎は温水床暖房なのか、ガスなのか電気なのかは私にはよくわからないが、今はとにかく寒い

ではどうやって夜の寒さを凌いでいるかというと、4,5畳ぐらいのスペースのチャンパンというものが隔階に設置されていて、ここに布団をひいて寝るのだ。全体が一つのスイッチでつくオンドルと違い、これは床暖房がここだけの電気でつく。残っている学生は部屋でなく、このチャンパンで寝起きしている子が多い。

私はというと未だ部屋で寝ているが、あまりの寒さで昨日から一枚布団の枚数を増やしてみたところ意外と暖かい。なので当分部屋で寝ることになりそうだが、朝布団から出られないのが難点。オンドルがついていたころは、部屋も暖かいのですぐ出れたのに、今は布団から出る事すらままならない。。。シャワーを浴びてもすぐ冷えるから韓国の冬は厄介だ。これから更に寒くなるなんて考えたくない。しかし現実は厳しく、来週から授業が始まるので外に出て行かなくてはいけない。なんともおそろしや・・・。